ゼロ・グラビティは、メキシコの映画監督アルフォンソ・キュアロンによる宇宙を舞台にしたヒューマン・サスペンス映画である。
登場人物も殆ど二人だけで内容も至ってシンプルだ。
無重力空間での極限の体験、刻々と酸素がなくなっていく息苦しい恐怖、一瞬たりとも目が離せないような、衝撃的な映像絶望的な状況から生還を試みるサンドラ・ブロックの熱演は真に迫るものがある。
私はネットで観たのだけれど、この映画は映画館で3Dで観賞すべきだった。
主役のサンドラ・ブロックは東日本大震災の直後に、ハリウッド俳優の中で真っ先に100万ドルを被災地に寄付している。
100万ドルといえば今の相場では日本円で1億円。
日本人にとっても忘れられない人物である。
当時サンドラは彼女の義理の兄さんの母親が日本人であること、震災が発生したとき、他人事とは思えなかったこと、日本人もアメリカで同じことが起こったら、いろいろと形は違っても彼女と同じようにすると言っている。
サンドラに尊敬の念と親しみを感じる。
ま、そういったサンドラさんに対するイメージはさておいても、彼女の演技は素晴らしかった。
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