道の駅で、メダカが売られていた。
ビニール袋に6匹入っている。
飼ってみようか、と考えた。
メダカの入ったビニール袋には
飼育の仕方という
小さなパンフレットが付いている。
自宅に帰ってから、手に取ると、
A4の用紙に手作りで詳しく書いてあり、
コンパクトにまとめられて、
6等分になるように折りたたんである。
日本のメダカについての説明から始まって、
メダカの歴史、飼育するために準備するもの、
メダカの飼育のはじめ方、メダカの殖やし方等。
このパンフレットを作った人の、この小さな生き物に対する愛情とか、なりわいとする誇りとかいったものを感じて好感が持てる。
まあ、それはどうでもいいことだが、
しかし・・・、このままでは飼えない。
とりあえず、今日のところは
大きめのガラス瓶に
移し替えておくことにしよう。
元気そうにしているので、大丈夫だろう。
あくる日、メダカの飼育セットと
それに水草もいるだろうと考えて
一緒に買ってきた。
パンフレットを見ながら、準備を始める。
水道水にはメダカに有害な
カルキ、重金属が含まれているそうで、
カルキ抜きを水道水10リットルに付き
1ccほど入れて無害化する。
つぎにもう一度
メダカをビニール袋に戻して
そのまま水槽に浸け、
30分おいて、温度を合わせる。
さらにビニール袋の水を
半分ほど捨てて、
水槽の水を同じ量入れる。
再び水槽に浮かべる。
10分待つ。(少々めんどくさい)
この作業を二度繰り返して
メダカを静かに水槽に入れる。
(メダカには申し訳ないが、
ここのところは
省略することにした。)
他にもちょっとは手を抜いた
ところはあるが、
メダカたちには問題なさそうである。
小さな水槽なので机の端に置いてみた。
しかし、ここまで手をかけて ?
飼育をはじめると、
メダカに愛情がわいてくる。
癒されるということばは
あまり好きではないが、
水槽の中のメダカたちを
眺めていると
ちょっと愉しい気分になる。
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